WindowsでCodexローカル開発を始める手順
Windows環境でCodexを使ったローカル開発を始める前に確認したいフォルダ構成、Node、git、ビルド確認の流れを説明します。
公開 2026.05.23 / 更新 2026.09.26
この記事のポイント
- gitとNodeの確認から始める
- プロジェクトごとに作業フォルダを分ける
- ビルド確認を習慣化する
2026年7月追記:Codex appは新ChatGPT desktop appへ統合
Windows / MacのCodex appは通常updateで新ChatGPT desktop appへ移行します。Codexをdefault viewにでき、ChatGPT Classicとは別です。更新前後にproject、repo、permissions、sandbox、network、pluginsを確認し、設定や未保存データが必ず保持されるとは断定しません。
Windowsではelevatedを基本に、unelevatedはfallbackとして扱う
Native Windows sandboxにはelevatedとunelevatedの2つのmodeがあります。elevatedはpreferredで、専用の低権限sandbox user、filesystem permission boundary、firewall rule、local policyを使います。unelevatedは現在のuserから派生したrestricted tokenとACLベースのfilesystem boundary、environment-levelのoffline controlを使うfallbackです。unelevatedは作業を続けるために有用ですが、elevatedと同等とは扱いません。
| 確認点 | 公式Docsの説明 | 開始前の判断 |
|---|---|---|
| 実行環境 | PowerShellのWindows nativeでsandboxを使え、WSLやVMは必須ではない | Linux-native toolingや既存のWSL2 workflowが必要でなければ、native Windowsを候補にする |
| elevated | preferred。低権限sandbox user、filesystem boundary、firewall、local policyを使う | 管理者承認のsetupと端末のpolicyが許すかを確認する |
| unelevated | fallback。restricted token、ACL boundary、弱いnetwork isolationを使う | elevatedがblockedなときの切り分け用とし、同じ安全強度と断定しない |
| config.toml | `[windows] sandbox = "elevated"` または `"unelevated"`でmodeを設定する | 実際に読まれるconfigと現在のmodeを確認してからコマンドを実行する |
| requirements.toml | `allowed_sandbox_implementations = ["elevated"]`で組織がelevatedだけに制限できる | 組織policyがfallbackを禁止している場合は、権限を広げず管理者へ確認する |
Windows sandboxを使う前の停止条件
- 最初はread-onlyまたは対象workspaceに限定した作業から始め、実際のsandbox mode、作業フォルダ、network状態を確認する。
- elevatedのsetupが管理者承認やenterprise policyで止まった場合、permissionsを広げて回避せず、原因を記録してunelevated利用または管理者確認へ分ける。
- unelevatedに切り替わっても、filesystem・network・secret・外部送信の確認を省略しない。
- Windows nativeとWSLは別の実行環境として扱い、切り替えたらPATH、config、MCP、生成先、Git rootを再確認する。
- sandboxが作業フォルダ外のwriteや明示承認なしのnetworkを制限していても、README、外部ページ、MCP、ログに秘密情報や危険な指示がないかは別に確認する。
Windows native sandboxのFAQ
Windows native sandboxならWSLは不要ですか?
native Windows sandbox自体はWSLや仮想マシンを必須としません。ただしLinux-native toolingが必要な場合や、既存workflowがWSL2にある場合はWSLを選ぶ理由があります。native WindowsとWSLを切り替えるときは、同じPATH、config、MCP、生成先だと決めつけず再確認します。
unelevatedならelevatedと同じ安全性ですか?
同じとは扱いません。公式Docsではunelevatedはfallbackで、elevatedより弱いnetwork isolationです。管理者承認やenterprise policyでelevatedが使えない間の切り分けとして扱い、組織がelevatedだけを許可している場合は勝手にfallbackしません。
WindowsでCodexを始める順番
このページの主題は、WindowsでCodexを使ってローカル開発を始めるために、何を準備し、どの実行面を選び、最初に何を確認するかです。Browser、Computer Use、workspace管理、設定keyの全解説はここで完結させず、用途別のガイドへ分けます。
| 確認する順番 | 最初に見るもの | 深掘り先 |
|---|---|---|
| 1. 作業場所 | project folder、Git root、現在のbranch、terminalのcwd | Local development environments |
| 2. 実行面 | native Windows、WSL、Local、Remote、Cloudのどれか | Local development environments |
| 3. 入口 | Codex CLI、ChatGPT desktop app、IDE extensionのどれか | Local development environments |
| 4. 権限 | sandbox、approval、MCP、外部送信の範囲 | 設定・workspaceガイド |
| 5. 最初のtask | 小さな変更、build、git diff、公開前の停止条件 | 安全運用・レビュー記事 |
最初のプロジェクト確認
- 作業対象をrepoのフォルダに限定し、Documents全体やDownloadsをcwdにしない
- git rev-parse --show-toplevelでGit rootを確認し、branchと未コミット差分を先に見る
- node --version、git --version、package.jsonのscriptsを確認し、Nodeの導入方法を勝手に増やさない
- 最初はREADME、設定、主要sourceを読み取り、1ファイルの小さな変更から始める
- build、git diff --check、生成物の確認を公開やpushより前に置く
native WindowsとWSLは同じ環境として扱わない
native WindowsはWindows側のpath、PowerShell、sandboxを使い、WSL2はLinux側のfilesystem、shell、PATH、credential、configを使います。IDEやCLIの表示が同じでも、実際に読んでいるrepo、実行されるNode、MCP、secretの場所が同じとは限りません。切り替えたらcwd、Git root、branch、runtimeを再確認します。
Codex CLI・desktop app・IDEは入口を一つずつ試す
CLIはterminalとproject directory、desktop appは選択したfolderとproject context、IDE extensionはeditorのfile・selection・workspaceを入口にします。入口が違えば、表示されるcontext、実行場所、利用できる機能が変わるため、同じchatや同じ権限が自動的に共有されるとは考えません。
設定と権限は最小範囲から広げる
最初の作業ではread-onlyや狭いworkspace-writeを優先し、MCP、network、Browser、外部サービス、push、deployを同時に有効化しません。設定ファイルのkey、workspaceのrole、モデルの表示、runtime permissionは別々の確認項目です。
WindowsでCodexを始めるFAQ
Windows nativeとWSLはどちらを選べばよいですか?
既存repo、Node、shell、IDE、MCPがどちらにあるかで決めます。native WindowsのpathとPowerShellを使うならnative、Linux環境やLinux向けtoolchainが前提ならWSL2を選び、切り替え時にcwdとGit rootを確認します。
GitはCodexを始める前に必要ですか?
必須と断定するより、変更を戻し、branchとdiffを確認するために先に用意するのがおすすめです。最初のtaskもcommit前にgit statusとgit diffで確認します。
Codexのcwdを間違えたら何を見ればよいですか?
現在のpath、Git root、branch、project folder、terminalの対象を確認し、意図しないフォルダでの編集やbuildを止めます。別の実行面へ切り替えた場合は、Node、config、MCP、credentialも再確認します。
最初のtaskの後に何を確認しますか?
変更ファイル、git diff --check、build結果、生成物、秘密情報、公開対象を確認します。AIの完了報告や通知だけをbuild成功や本番反映の証明にはしません。