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AGENTS.mdとは?Codex・Copilot code reviewにプロジェクトルールを伝える基本

AGENTS.mdは、CodexやGitHub Copilot code reviewなどのAIエージェントに、プロジェクトの前提・禁止事項・build/check手順を伝える指示ファイルです。書くべき内容、CLAUDE.mdやcopilot-instructionsとの違い、個人開発での安全ルールを初心者向けに解説します。

公開 2026.05.25 / 更新 2026.07.01

この記事のポイント

  • AGENTS.mdとは、AIエージェントに作業方針と禁止事項を伝えるためのファイル
  • 実行コマンド、デザイン方針、SEO方針、確認手順を書くと事故が減る
  • 秘密情報や長すぎるルールは書かず、プロジェクトごとに更新する

冒頭の結論:AGENTS.mdはAI向けの作業ルール

AGENTS.mdとは、CodexのようなAIエージェントに対して、プロジェクトの前提、作業ルール、禁止事項、確認方法を伝えるための指示ファイルです。人間でいえば、開発前に読む作業メモや運用ルールに近いものです。

毎回チャットで「このサイトはReact + Viteです」「公開URLは変えないでください」「buildを通してください」と説明するより、AGENTS.mdにまとめておく方が安定します。個人開発でも、AIに作業を頼む回数が増えるほど効いてきます。

この記事で分かること

  • AGENTS.mdとは何か、Codexのプロジェクト設定でなぜ重要なのか
  • AGENTS.mdの書き方と、書くべき項目
  • 書かない方がいい内容と、更新を放置する危険
  • 個人開発サイト向けのAGENTS.md例

AGENTS.mdに書くべきこと

AGENTS.mdには、AIが作業を始める前に知っておくべきことを書きます。プロジェクト概要、使用技術、ディレクトリ構成、実行コマンド、やってはいけないこと、デザイン方針、SEO方針、ビルド確認方法、デプロイ時の注意点などです。

Codexでなぜ重要なのか

Codexは実際のファイルを読んで修正できるため、毎回のチャット指示だけに頼ると作業範囲や確認手順がぶれます。AGENTS.mdに「触ってよいフォルダ」「buildコマンド」「upload反映の有無」「push前に人間が確認すること」を書いておくと、AIに任せる作業と人間が判断する作業を分けやすくなります。

項目書くべき内容書かない方がいい内容理由
プロジェクト概要何のサイトか、誰向けか抽象的な理念だけ判断基準として使える情報が必要
使用技術React + Vite、CSS、データ管理場所未導入の技術予定を断定AIが存在しない構成で作業するのを防ぐ
実行コマンドnpm run build、npm run devなど環境依存で動かない古いコマンド確認手順を固定するため
禁止事項URL変更、秘密情報表示、大量削除、本番反映曖昧な「危ないこと禁止」だけ具体的でない禁止は守りにくい
SEO方針title、description、canonical、OGP確認キーワードを詰め込む指示検索より読者体験を優先するため

個人開発サイト向けのAGENTS.md例

# Project Rules

- This is a React + Vite static site.
- Run `npm run build` before finishing changes.
- Do not change public URLs without confirmation.
- Keep the design clean and readable.
- SEO title, description, canonical, and OGP must be checked when adding pages.

Obsidianや作業ログとの違い

Obsidianや作業ログは、人間が後から経緯を振り返るための場所です。一方でAGENTS.mdは、Codexに作業前提を伝えるための場所です。判断ログや会話全文を詰め込むのではなく、AIが作業時に守るべきルールだけを短く置くと使いやすくなります。

この例は短いですが、最初はこのくらいで十分です。AGENTS.mdに禁止事項を書く前に、Codexのフルアクセス相当の権限で危険になりやすい操作を確認し、よく起きる事故、毎回確認してほしいこと、触ってほしくないファイルを少しずつ足していく方が続きます。

個人開発者にとって重要な理由

個人開発では、開発者、編集者、デザイナー、運用担当が同じ人になりがちです。Codexに依頼するたびにルールが変わると、サイトの文体、デザイン、URL、SEO設定がぶれます。AGENTS.mdは、そのぶれを減らすための足場です。

向いているケース

  • 同じプロジェクトでCodexに何度も作業を頼む
  • 記事追加、CSS調整、SEOメタ修正など定型作業がある
  • 公開URLや納品フォルダなど、守るべき運用ルールがある
  • AIに触ってよい範囲と触ってほしくない範囲を分けたい

向いていないケース・注意点

  • 長すぎるルールは読みにくく、重要事項が埋もれる
  • 古いコマンドや古いディレクトリ構成を放置すると逆効果
  • Codexが必ず完璧に守るとは限らないので最終確認は必要
  • プロジェクトごとに内容を変えず使い回すと、誤作業の原因になる

よくある誤解

AGENTS.mdを書けばAIが絶対にミスをしない、というわけではありません。AGENTS.mdは事故を減らすための補助線です。最終的には、人間が差分、ビルド結果、公開前の表示を確認する必要があります。

AGENTS.mdのFAQ

AGENTS.mdとは何ですか?

CodexのようなAIエージェントに、プロジェクトの目的、作業ルール、禁止事項、確認コマンドを伝えるためのファイルです。

CodexでAGENTS.mdはなぜ重要ですか?

Codexは実ファイルを編集できるため、触ってよい範囲、build手順、公開前確認、秘密情報の扱いを先に伝えると事故を減らせます。

AGENTS.mdに秘密情報を書いてもいいですか?

書かないでください。APIキー、パスワード、Cookie、秘密鍵、個人情報はAGENTS.mdではなく安全な秘密情報管理の仕組みで扱います。

個人開発サイトでは何を書けばいいですか?

使用技術、主要ファイル、buildコマンド、upload反映ルール、URL変更禁止、SEO確認、pushやdeploy前の人間確認を書くと実用的です。

Obsidianの作業ログとAGENTS.mdは同じですか?

違います。作業ログは人間が経緯を振り返る場所で、AGENTS.mdはAIに守らせる作業ルールを短く伝える場所です。

まとめ:AGENTS.mdは短く、具体的に、更新する

AGENTS.mdとは、Codexにプロジェクトルールを伝える基本のファイルです。完璧な長文を書くより、守ってほしいことを短く具体的に書き、運用しながら更新する方が実用的です。

AGENTS.mdにはレビューを軽くする情報を書く

AGENTS.mdは、AIにプロジェクトの作法を伝えるだけでなく、レビューしやすい差分を作らせるための安全装置です。禁止ファイル、build/check、upload/sitemap、完了報告フォーマットを短く固定します。

見る観点確認すること関連する新規記事
禁止操作Secrets、依存追加、deploy、DB、force pushagents-md-reduces-ai-coding-review-load
確認コマンドbuild、check、diff、sitemap、uploadhow-to-review-codex-completion-report
報告形式変更内容、確認結果、残課題、commit/pushhow-to-review-codex-completion-report

AIコーディング生産性まわりの補足FAQ

AGENTS.mdは長いほどよいですか?

長ければよいわけではありません。安全、確認コマンド、変更範囲、完了報告など、レビューに効く情報を優先して短く整理します。

ZCodeもAGENTS.mdを読むが、CLAUDE.mdとは役割が違う

ZCode公式docsでは、~/.zcode/AGENTS.mdと現在workspaceのAGENTS.mdを読むと説明されています。CLAUDE.mdは継続的に読むのではなく、既存Claude Code projectのonboarding時の移行元として扱われます。

ZCodeで見る項目確認すること詳しく読む
Global AGENTS.md~/.zcode/AGENTS.mdに共通ルールを書くzcode-mcp-agents-md-subagents
Workspace AGENTS.mdrepo固有のbuild/check、禁止操作を書くzcode-mcp-agents-md-subagents
CLAUDE.md移行元として扱い、継続runtimeとは分けるzcode-mcp-agents-md-subagents

ZCode補足FAQ

ZCodeは複数階層のAGENTS.mdを全部読みますか?

公式docsではglobalと現在workspaceのAGENTS.mdを読むと説明され、子directoryを自動scanするとは説明されていません。

AGENTS.mdは、長時間エージェントに仕事の境界を渡すファイルになる

AI利用が委任タスクへ寄るほど、毎回の口頭指示だけでは足りません。AGENTS.mdには、触ってよい範囲、禁止操作、検証コマンド、commit/push、本番反映の扱いを書き、レビュー可能な作業へ寄せます。

見る観点確認すること関連する新規記事
作業範囲触ってよいファイルと触らないファイルpersonal-developer-agentic-workflow-codex-review
長時間タスク途中相談、検証、停止条件ai-agent-task-horizon-30min-1hour-8hour-boundary
仕事利用委任タスクの合格条件ai-agent-work-transformation-codex-claude-research

AIエージェント仕事利用の補足FAQ

AGENTS.mdには何を書き足すとよいですか?

確認コマンド、禁止操作、本番反映の扱い、commit/push条件、完了報告に含める項目を書くと、長時間作業のレビューがしやすくなります。

AGENTS.mdは増やすより測る

SWE-Skills-Benchは、Agent Skillsが常にpass-rateを上げるわけではなく、token overheadやversion mismatchで悪化する場合もあることを示します。AGENTS.mdも同じで、禁止事項、確認コマンド、作業範囲のように効くルールへ絞り、古い手順や重複は減らします。

GitHub Copilot code reviewもAGENTS.mdを読む時代に

GitHubは2026年6月18日のChangelogで、Copilot code reviewがrepository-level AGENTS.mdに対応し、repo rootのAGENTS.mdを読み、関連する指示をレビューコメント生成に使うと案内しました。AGENTS.mdはCodexだけの説明書ではなく、複数のAIエージェントに共有する作業ルールとして考える必要があります。

確認観点この記事で扱うこと詳しく読む
AGENTS.mdrepo rootに置くAI向け作業ルール。CodexやCopilot code reviewの文脈で使われるindirect-prompt-injection-ai-coding-agent
CLAUDE.mdClaude Code向けのプロジェクト文脈や運用ルールclaude-code-skills
.github/copilot-instructions.mdGitHub Copilot向けrepository custom instructionswhat-is-agents-md
.github/instructions/*.instructions.mdpath-specificなCopilot instructionswhat-is-agents-md
初見repoAGENTS.md自体も未信頼入力として読み、実行前に確認するai-coding-unknown-github-repo-safety-checklist

AI coding agent安全運用の補足FAQ

AGENTS.mdを書けば知らないrepoでも安全ですか?

いいえ。自分のrepoでは安全ルールの固定に役立ちますが、知らないrepoのAGENTS.mdは未信頼入力として読みます。実行境界、権限、外部通信、秘密情報の確認は別に必要です。

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