OpenAI API廃止予定まとめ:fine-tuning・Prompts・Evals・旧モデルの移行チェックリスト
OpenAI APIの廃止予定を、fine-tuning、Prompts、Evals、Agent Builder、旧モデルごとに整理。個人開発者向けの移行チェックリスト付きで解説します。
公開 2026.07.03 / 更新 2026.08.21
この記事のポイント
- Assistants APIは2026-08-26終了予定。Responses API・Conversations APIの移行対象を先に洗い出す
- Prompts、Evals、Agent Builder、旧モデル、GPT Image、fine-tuningは終了日と移行先がそれぞれ異なる
- endpoint、モデル、状態、評価、料金、fallbackを分けて比較し、廃止日直前の一括置換を避ける
2026年8月更新:最優先はAssistants APIの2026年8月26日終了
現行のOpenAI公式Deprecationsページでは、Assistants APIが2026年8月26日に終了予定で、Responses APIとConversations APIへの移行が案内されています。7月時点の「廃止予定を月1で棚卸しする」という一般論から一歩進み、今はAssistants APIを使っているかを最初に確認する段階です。
同じページには、再利用可能なPrompt object、Evals platform、Agent Builder、GPT Imageの旧モデル、複数のlegacy model snapshot、self-serve fine-tuningの作成条件も掲載されています。API廃止は一つのendpointを置き換える作業ではなく、endpoint、モデルID、管理画面のオブジェクト、評価、料金、fallbackを分けて棚卸しする作業です。
まず棚卸しする廃止・移行対象
| 対象 | 公式ページで確認できる期限 | 最初にすること |
|---|---|---|
| Assistants API | 2026-08-26 shutdown | Assistants / threads / runs / toolsの利用箇所を洗い出し、Responses API・Conversations APIの移行ガイドと照合する |
| Reusable prompts | 2026-11-30 shutdown予定 | v1/promptsやdashboardのPrompt objectを探し、アプリ側の設定・コードへ移す計画を作る |
| Evals platform | 2026-10-31 read-only、2026-11-30 shutdown予定 | 評価データ、grader、CI連携、結果の保存場所をexportして代替評価を決める |
| Agent Builder | 2026-11-30 shutdown予定 | Agents SDKまたはChatGPT Workspace Agentsへの移行対象と、ChatKit利用の有無を分ける |
| legacy model snapshots | 2026-09-28 / 2026-10-23など | モデルIDの直書き、fine-tuned model、代替モデル、品質差を代表タスクで比較する |
| GPT Image旧モデル | 2026-12-01 shutdown予定 | 画像生成のmodel指定、入力・出力形式、料金、品質差を確認し、GPT Image 2で検証する |
| self-serve fine-tuning | 2027-01-06に既存顧客の新規job作成条件が変わる予定 | 推論継続と新規training作成を分け、基盤モデルの廃止日も別に確認する |
Assistants APIからResponses APIへ移行するときの分け方
AssistantsからResponsesへ移すときは、API名だけ置換しないでください。保存している会話状態、ツール呼び出し、ファイルやベクトルストア、非同期処理、エラー処理、監視、権限を一つずつ対応づけます。公式の移行ガイドを読み、現在の入力と出力を代表的なテストケースで比較してから切り替える方が安全です。
| 層 | 確認すること | 移行後に残す証拠 |
|---|---|---|
| API surface | endpoint、SDK、認証、webhook、非同期処理 | 変更対象ファイル、依存version、移行commit |
| 状態とツール | conversation、file、tool call、再試行、timeout | 代表タスクの入出力、失敗時のログ、再実行結果 |
| モデル | 旧snapshot、alias、推論設定、出力形式 | 品質・遅延・費用の比較と採用理由 |
| 運用 | rate limit、budget、fallback、rollback、監視 | アラート、停止条件、戻し方、担当者 |
個人開発者向け:廃止予定を見落とさない移行チェックリスト
- API endpoint、SDK、model ID、Prompt object、Evals、Agent Builderの利用箇所をコード・環境変数・管理画面から洗い出す
- ChatGPTの画面で使っている機能と、OpenAI APIのprojectから呼んでいる機能を同じものとして扱わない
- 廃止日、移行先、read-only化、料金変更、利用プラン条件を一覧にする
- 代表的な成功ケース、長い入力、tool call、エラー、再試行、上限到達を小さなテストセットで比較する
- 新旧経路を切り戻せるようにし、fallback、timeout、費用上限、ログの個人情報・秘密情報境界を確認する
- 移行を1つのcommitまたは小さなPRに分け、廃止ページを再確認した日と判断理由を残す
なお、2026年8月10日に終了済みと記載されたgpt-5.2-chat-latest / gpt-5.3-chat-latestのように、過去のshutdownと今後のshutdownが同じページに並ぶこともあります。表をそのまま未来の作業一覧にせず、期限が過ぎた項目は「既存コードに残っていないか」の確認へ切り替え、これからの項目は移行計画へ分けてください。
OpenAI API移行チェックリストFAQ
ChatGPTだけ使っている人もAssistants APIを移行する必要がありますか?
通常のChatGPT利用だけなら、API利用者向けのAssistants API終了がそのまま自分の画面の移行作業になるとは限りません。API project、SDK、外部サービス連携、Agent Builderを使っているかを分けて確認してください。
Assistants APIはいつまでに確認すればよいですか?
現行の公式Deprecationsページでは2026-08-26 shutdown予定です。対象なら、移行ガイド、代表タスクの比較、エラー処理、監視、切り戻しまでを先に確認します。実作業前に公式ページで日付を再確認してください。
Prompt objectやEvalsは、使っていなければ何もしなくてよいですか?
APIやdashboardで使っていなければ直接の移行対象ではありません。ただし、保存したPrompt、評価データ、grader、CIのURLやSDK呼び出しが別repoや管理画面に残っていないかは棚卸しします。
廃止モデルの代替先へ変更すれば移行完了ですか?
完了とは限りません。出力品質、tool call、構造化出力、速度、費用、rate limit、ログ、fallbackを代表タスクで確認し、採用理由と戻し方を残してから切り替えます。
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