Claude Tagとは?Slackで動くチーム協働AIエージェントとClaude Codeとの違い
Claude TagはSlackで@Claudeにチームの作業を任せるAnthropicのbeta機能です。旧Claude in Slackからの移行、個人connectorの共有範囲、権限、請求を2026年9月の公式情報で整理します。
公開 2026.06.24 / 更新 2026.09.25
この記事のポイント
- Claude TagはClaude Team / Enterprise向けのSlack beta。Microsoft Teams版は公式ページでwaitlist案内中
- チャンネル作業は組織に請求され、DMは送信者のClaudeアカウントに請求される
- 個人connectorのチャンネル利用はTeamで段階提供中。Enterpriseは後続予定で、個人connectorは無人の定期実行には使えない
この記事の結論
- Claude TagはSlack上で@Claudeに仕事を頼むチーム向けAI agentです。Claude CodeのCLI/IDE開発環境とは利用場所と共有範囲が違います。
- 2026-09-25確認時点でClaude Team / Enterprise向けbeta。旧Claude in Slackは8月3日に新しいClaude Tag体験へ切り替わったと公式ヘルプが案内しています。
- チャンネル内の作業は組織請求、DMは送信者自身のClaudeアカウント請求です。ユーザー単位の制限だけではchannel workを止められない場合があります。
- 個人connectorをチャンネルで使う機能はTeamで段階提供中。取得データがSlackチャンネルに投稿される範囲と、Claudeが自律実行するときの共有connectorを分けてください。
Claude Tagとは何か
Claude Tagは、Slackの会話に@Claudeを呼び込み、チャンネルの文脈と許可されたツールを使って作業を進めるチーム向け機能です。通常のチャンネルtagに加え、ClaudeへのDMとSlack内のassistant panelも案内されています。現時点ではTeam / Enterprise向けbetaで、Claude製品ページはMicrosoft Teamsをwaitlistとして表示しています。
Claudeは会話へ返事をするだけでなく、許可された接続先で調査や作業を進め、スレッドで結果を返します。workspaceのOwnerがClaudeのidentity、接続先、対象channelを構成し、channelのやり取りは参加者に見えます。
Claude Tag・Claude Code・Claude Coworkの違い
| 項目 | Claude Tag | Claude Code | Claude Cowork |
|---|---|---|---|
| 主な場所 | Slackのchannel、thread、DM、assistant panel | CLI / IDEと開発環境 | Claude内の共同作業機能 |
| 主な文脈 | channel、Ownerが許可した共有connector。DMは個人アカウント | リポジトリとローカル作業環境 | タスクや共同作業空間 |
| 利用・請求 | channel workは組織、DMは送信者に請求 | 契約プランやAPI設定に応じる | 契約プランや使用量設定に応じる |
| 向いている作業 | チームで見える調査、thread整理、非同期作業 | コード変更・テスト・レビュー | 文書や複数段階の共同作業 |
Slackでできること
- channelのthreadで@Claudeに依頼し、要約、調査、チケット作成やPRの下書きを進めてもらう
- ClaudeをSlackのassistant panelまたはDMで開き、個人アカウント側に接続したツールを使う
- shared connectorをchannelへ設定し、定期処理やClaude自身が開始する作業を許可する
- 個人connectorが対象workspaceへ展開されると、依頼者自身のDriveやcalendarなどをchannel内の依頼で使える。利用は依頼者の権限に限られる
- Claudeはthreadのフォローやschedule済み作業を自発的に行うことがある。出力はchannel参加者に見えるため、依頼文だけでなく投稿結果も確認する
個人connectorは共有データと自律実行を分ける
2026-09-24の公式発表では、personal connectorをchannel内の依頼で使う機能がTeamプランへ段階提供中で、Enterpriseは後続予定です。初回利用時に許可を求め、投稿前に結果を確認するreview modeか、自動投稿するauto modeを選べます。Enterpriseでは全員にreviewを必須化する設定も予定されています。
| 接続の種類 | 誰の権限・ログか | 使う場面と制約 |
|---|---|---|
| Ownerがchannelへ設定するshared connector | Claudeのservice identity。接続先のログで追跡 | channel共有の作業、定期処理、Claudeが自分から始める作業 |
| 依頼者のpersonal connector | 依頼者のアカウント。接続先ログにも依頼者として記録 | 依頼した人だけが使える個人データ。personal connector単独ではscheduleや無人実行に使えない |
| Slackへの回答 | channel workはchannel参加者に表示 | 個人データを含む結果をauto投稿する前に、modeとreview手順を決める |
権限・請求・Activityを事前に決める
Claude Tagのsetupとchannel accessはPrimary OwnerまたはOwnerが行い、Adminロールだけでは設定できないと公式ヘルプにあります。利用者のMember Accessや、public/private channel、guestを含むchannelでの動作も事前に確認します。
権限設定・token spend limit・ログ確認
| 確認項目 | 公式仕様の要点 | 導入前の判断 |
|---|---|---|
| OwnerとMember Access | Primary Owner / Ownerが設定。Enterpriseではrole-based accessも選べる | 設定責任者と利用可能な人を決める |
| channel connector | organization、workspace、private channelで接続範囲を構成 | テスト用channelから始め、読み取り・書き込みとguest設定を確認 |
| channelの請求 | 組織usage balanceから請求。user/group spend limitとは別にClaude Tag全体・channel別limitを設定 | channel limit、通知、残高の担当を決める |
| DMとassistant panel | 送信者のClaudeアカウントに請求 | 個人利用と組織channel利用の請求先を説明する |
| Activity | Owner向けActivityにscheduled/one-time taskとAgent Identity経由のnetwork callを記録 | 定期的に確認する担当と停止手順を決める |
Claude in Slackからの移行
Claude Help Centerは、従来のClaude in Slackが2026年8月3日にClaude Tagの新しい体験へ切り替わったと案内しています。現在の説明では組織のPrimary Owner / Ownerが移行を選択し、Claude Tagの利用範囲を設定します。6月発表時に案内された30日間のopt-in期限を、今後の操作期限として案内しないでください。既存workspaceの状態はClaudeの管理画面で確認します。
個人開発者・小規模チームにとっての意味
個人のFree / Pro / MaxプランにはClaude Tagは掲載されていません。個人開発者はClaude Codeを使い分け、チームでClaude Tagを試す場合はchannelで共有される結果と組織への請求を先に理解します。Microsoft Teams対応を待つ場合は、製品ページのwaitlistから現在の提供状況を確認します。
| 立場 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 個人開発者 | Claude Codeで自分のリポジトリの開発作業を行う | Claude Tagの個人プラン提供は確認できず |
| 小規模チーム | 共有Slack channelで要約や調査を限定的に試す | channel請求と投稿先、connector範囲を先に決める |
| Enterprise | role-based access、個人connector、shared connectorを設計する | personal connector機能はTeam展開後にEnterprise予定。全員review必須化も確認 |
導入前チェックリスト
- setupをPrimary Owner / Ownerが行い、Member Accessと利用可能なroleを決めたか
- Claudeのshared identityへ渡す組織・workspace・private channelのconnectorを分けたか
- personal connectorの取得情報をchannelへ投稿してよいか。review modeかauto modeか決めたか
- personal connectorではなくshared connectorが必要なscheduled / 自律タスクを見分けたか
- Claude Tag全体とchannel別のspend limit、通知、請求残高の管理担当を確認したか
- DMの個人請求とchannel workの組織請求を利用者へ説明したか
- OwnerがActivityと接続先のnetwork callログを確認できるか、停止手順を決めたか
- guest参加channelの応答可否とアクセスlevelを確認したか
よくある質問
Claude TagはClaude Codeの代わりになりますか?
完全な代替ではありません。Claude Codeはコードベースを触る個人の開発作業に強く、Claude TagはSlackチャンネル上でチームが見える形でタスクを委任する仕組みです。
Claude Tagは個人プランでも使えますか?
2026-09-25確認時点でClaude Team / Enterprise向けbetaです。個人Free / Pro / Max向けの提供は公式ページで確認できません。
Claude TagはどこまでのSlack情報を使いますか?
Ownerが設定したorganization、workspace、private channelのアクセス範囲と、その依頼者が使うpersonal connectorに応じます。personal connectorから得た回答もSlack channelへ投稿されることがあるため、投稿先の閲覧者を確認してください。
チャンネルとDMで請求先は変わりますか?
はい。Slack channel内のtag workは組織のusage balanceへ、ClaudeへのDMは送信者のClaude accountへ請求されます。channel workにはuser/group spend limitが適用されないため、Claude Tag専用の組織・channel limitを確認します。
個人connectorで取得した情報は自動投稿されますか?
Team向け段階提供機能ではreview modeで投稿前に確認するか、auto modeを選べます。Enterprise向けには管理者が全員reviewを必須化する設定も案内されています。投稿内容はchannel参加者に見えるため、利用前にmodeを決めてください。
Claude in Slackアプリの移行期限はまだありますか?
公式ヘルプは2026年8月3日に新しいClaude Tag体験へ切り替わったと案内しています。6月発表時の30日間のopt-in期間は経過しているため、既存workspaceはOwnerが現在のadmin画面を確認してください。
Claude TagはMicrosoft Teamsで使えますか?
2026-09-25確認時点のClaude製品ページはSlack版をTeam / Enterprise向けbetaとして案内し、Microsoft Teams版はwaitlistを表示しています。利用開始時期は断定せず、公式ページで確認してください。
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